
とある都内のステーキハウスでランチ。
70半ばを超えたであろう老人がひとりで食事をしていた。
ステーキは300gあろうサーロインステーキ。脇のパンをわしづかみにちぎって口にほおりこみ、ステーキをナイフで切ってむしゃむしゃと食べている。
ベージュのハンチングに、カーキのジャケット、インディゴのボタンダウンシャツ。
そして胸元にはチェックのハンカチがナプキン代わりに首元にたくしこまれていた。
紙のナプキンなんざ俺は使わないよといわんばかりに。
この光景をみて自分の食事どころではなくなってしまった。
3切れほどのステーキが残ったところで、タバコに手が伸びた。
やはり量が多かったのか。
思ったがとたん、タバコに火をつけただけで、食事を再開。
完食した。
よい光景をみた。
ハンカチをナプキンとして使うかっこよさ。
そしていくつになっても食べきる強さ。
撮影をお願いする無粋なことはできなかったので、代わりに次元さんで。