|
日常にひそむハンカチをめぐるストーリー。素材・成り立ち・遊び方まで。
|
|
|
井伏鱒二の短編の中から「鯉」という一篇。
主人公が友人からいただいた鯉との不思議な関係を描く。友人は主人公に鯉を進呈したのち、6年後に亡くなってしまうのだが、その鯉は、主人公の下宿の瓢箪池から、友人の愛人の家の池、最後は早稲田大学のプールへとうつっていく。 鯉に対し、友人への気持ちと重なるからか、主人公の不可思議な想いがにじみ出ている。鯉が潜む池やプールの描写が美しい。 冒頭のシーン 「私が下宿の窓の欄干へハンカチを乾している時、青木南八はニュームの鍋の中にまっ白い一ぴきの大きな鯉を入れて、その上に藻を一ぱい覆ったのを私に進物とした。」 ハンカチを干すシーンって画になって好きです。 * コメント *
http://htokyo.blog70.fc2.com/tb.php/105-39fa149d * トラックバック *
|
|